個人事業主として働き始めると、売上だけでなく毎月かかる固定費も気になってきます。
通信費、電気代、インターネット回線、仕事道具、サブスクなどは、仕事を続けるほど当たり前に支払い続けやすいお金です。
個人事業主の固定費って何から見直せばいい?
まずは毎月かかっている支出を一覧にして、仕事で使っている費用と生活費を分けて考えましょう。
経費にできるかどうかを考える前に、そもそも高すぎる固定費を減らせないか確認するのが大切です。
通信費や電気代は経費にできるの?
仕事で使っている分は必要経費として考えられる場合がありますが、自宅兼仕事場のように生活用と混ざる費用は、仕事で使った分を分けて考えなければなりません。
今回は、個人事業主の固定費を何から見直せばいいか、通信費・電気代・仕事環境の整え方を短く端的に解説します。
個人事業主の固定費は経費一覧で見える化
毎月かかる支出を洗い出す
個人事業主の固定費を見直すなら、最初に毎月かかっている支出を洗い出してください。
スマホ代、インターネット回線、電気代、家賃、サブスク、会計ソフト、仕事道具、レンタルスペース代など、仕事に関係する支払いを一覧にします。
毎月の固定費は、一つひとつは小さく見えても積み上がると大きな負担になります。
特にサブスクは静かに増えがちなので、頻繁に使っていないサービスが本当に毎月必要なのか確認して、不要ならすぐに解約しましょう。
| 固定費 | 確認するポイント |
|---|---|
| 通信費 | スマホ代、インターネット回線、WiFiの月額 |
| 電気代 | 在宅作業で増えた使用量、契約プラン |
| 仕事道具 | パソコン、モニター、デスク、椅子など |
| サブスク | 会計ソフト、クラウド、デザインツールなど |
| 作業場所 | 自宅、コワーキング、バーチャルオフィスなど |
仕事用と生活用を分ける
個人事業主の経費を考えるときは、仕事用と生活用が混ざる費用を分ける必要があります。
たとえば、自宅で仕事をしている場合、電気代やインターネット回線は仕事にも生活にも使います。
このような費用は、すべてをそのまま必要経費にするのではなく、仕事で使った分を明らかに区分して考えるのが基本です。
仕事時間、使用日数、作業スペースの面積など、自分なりに説明しやすい基準で記録しておくと、後から整理しやすくなるでしょう。
見直しやすい固定費から優先する
個人事業主の固定費は、すべてを一気に見直す必要はありません。
まずは、通信費、インターネット回線、電気代のように毎月の支払いが大きく、契約変更で下げやすいものから確認しましょう。
経費になるかを考えることも大切ですが、そもそもの支払いが高いままだと、毎月の利益を圧迫します。
「経費にできるから高くてもいい」ではなく、仕事に必要なものを無理なく続けられる金額に整えるのが大切です。

個人事業主の固定費は通信費から見直す
スマホ代と回線を確認する
個人事業主の固定費で見直しやすいのが通信費です。
スマホ代、インターネット回線、ポケット型WiFi、ホームルーターなど、仕事の連絡や作業に使う通信環境は毎月お金がかかります。
オンライン会議、チャット、データ納品、クラウドツールを使う仕事なら、通信環境は仕事の土台です。
ただし、スマホもネット回線も何となく契約したまま使い続けていると、今の働き方に合わない料金を払い続けている可能性があります。
仕事用WiFiは使い方で選ぶ
個人事業主のWiFiは、使う場所と仕事内容に合わせて選びましょう。
自宅で作業するなら光回線やホームルーター、外出先でも作業するならポケット型WiFiが候補になります。
動画編集や大容量データのやり取りが多いなら速度と安定性、ライティングや事務作業が中心なら月額料金とのバランスも大切です。
通信が不安定だと、作業効率だけでなく信用にも影響します。納品直前にネットが止まると、仕事より先に心がフリーズします。

通信費の経費は割合を見る
個人事業主の通信費を経費として考えるなら、仕事で使っている割合を確認してください。
仕事専用のスマホや回線なら整理しやすいですが、プライベートと兼用している場合は、仕事用と生活用が混ざります。
そのため、利用時間や利用目的をもとに、仕事で使った分を説明できるようにしておくことが大切です。
経費にできるか不安な場合は、税務署や税理士に確認しつつ、まずは請求書や明細を保管しておきましょう。
個人事業主の固定費は電気代も確認する
在宅作業で電気代は上がる
自宅で働く個人事業主は、電気代も見直したい固定費です。
パソコン、モニター、照明、エアコン、プリンターなどを長時間使うと、在宅作業が増えるほど電気代も上がりやすくなります。
特に夏や冬はエアコンの使用時間が増えるため、仕事をしているだけで光熱費が上がりやすいです。
売上はまだ育成中なのに、電気代だけ先に成長しないとも限りません。成長する順番はできれば逆が良いでしょう。
電気代の経費は按分を考える
個人事業主の電気代を経費として考える場合も、仕事用と生活用を分ける必要があります。
自宅兼仕事場では、電気代のすべてが仕事のためとは言い切れません。
作業時間、仕事部屋の面積、使用している設備などをもとに、仕事で使った分を合理的に説明できるようにしておきましょう。
細かい判断は状況によって変わるため、税務上の扱いに迷う場合は専門家に確認してください。
電力会社やプランも見直す
電気代を下げたいなら、電力会社や契約プランの見直しも候補になります。
昔から同じ電力会社を使っている場合、今の使用量や生活スタイルに合っていないプランのままになっているかもしれません。
在宅作業が増えた個人事業主は、電気使用量が変わっている可能性があるため、検針票やマイページで使用量と請求内訳を確認しましょう。
電気代を経費にできるかだけでなく、毎月の支払い自体を下げられないか確認すると、利益を残しやすくなります。

個人事業主の固定費は仕事環境で変わる
自宅作業なら環境を整える
個人事業主の固定費は、どこで働くかによって変わります。
自宅で作業するなら、デスク、椅子、照明、モニター、収納などの仕事環境を整える必要があるでしょう。
初期費用はかかりますが、毎日使う環境が整うと作業効率が上がり、無駄なストレスも減少。
安い椅子で長時間がんばると、仕事より先に腰が退職届を出してきます。毎日使うものは、無理のない範囲で整えるのが賢明です。
住所や郵便物も確認する
個人事業主として活動するなら、住所や郵便物の扱いも確認しておきましょう。
請求書、契約書、Webサイト、ネットショップ、各種登録で住所を使う場面があります。
自宅住所を仕事用に出したくない人は、バーチャルオフィスや郵便物転送サービスなども選択肢です。
費用だけでなく、郵便物の受け取り、登記の可否、必要なサービス範囲まで確認して選んでください。

安さだけでなく続けやすさも見る
固定費を見直すときは、安さだけで決めないことも大切です。
通信費や電気代は安くできても、速度が遅い、サポートが不安、使い勝手が悪いと仕事に影響します。
作業スペースや仕事道具も、安さだけで選ぶと毎日の集中力が落ちる場合があります。
個人事業主の必要経費は、ただ支払うお金ではなく、仕事を続けるための土台です。削るところと整えるところを分けて考えましょう。
個人事業主の固定費は見える化して減らす
個人事業主の固定費を見直すなら、まず通信費、電気代、インターネット回線、仕事道具、サブスクなどを一覧にしてください。
仕事用と生活用が混ざる費用は、仕事で使っている分を明らかに区分して考える必要があります。
通信費はスマホ代やWiFi、電気代は在宅作業で増えた使用量、仕事環境は作業効率や住所の見せ方まで確認しましょう。
経費にできるかを考えることも大切ですが、まずは毎月の支払いを見える化し、今の働き方に合わない固定費を減らすことが先です。
固定費を整えると、利益が残りやすくなり、仕事も続けやすくなります。毎月の支払いに振り回されず、自分の仕事に集中できる環境を作っていきましょう。
